農業公社について
事業内容
農地利用集積事業
分散した農地の集約化を図り、規模拡大による経営の効率化を目指す地域の担い手農家等へ農地を集積するため、高齢化等により規模を縮小したい農家などの農地を、地域の担い手農家や農業生産法人等へ貸し付けを行う事業です。
公社は、須賀川市長の承認を受けた「農地利用集積円滑化団体」として令和元年度以前に契約した貸借について管理しており、2年度以降の新規または更新の貸借については農地バンクが管理しています。

耕作放棄地対策事業
耕作放棄地になった農地について、生・利用に取り組む事業を行っています。
耕作放棄地は利用可能な農地として再生したのち、担い手農家へ耕作権を引き渡すことが本来の目的であるので、ナタネや大豆などの作物の栽培を行いながら、肥料を散布したり、草刈りなどをしたりして、農地としての機能を維持していきます。
ナタネはナタネ油として加工(製造委託)し、食育の一環として学校給食などに利用されています。大豆は無添加生味噌や豆菓子などに加工し販売するなどして、その収益を農地の耕作経費に充てています。
また、耕作放棄地において、にんにくを栽培する市民体験農園を開催しています。
高齢化などで農作業を継続できない方や、兼業の仕事が忙しく、定年まで農作業ができない方などがおりましたら、農業公社へご相談ください。
農作業受託事業
国の転作推進制度である経営所得安定対策によって転作を行う農家を支援するため、大豆、そば、ナタネ栽培等の作業を受託します。作業を受託して生産した転作作物は、公社が買取りまでを行うことにより、担い手農家の経営を支援します。
生産した転作作物は、地産地消推進のため地元農産物直売所等で販売するほか、地方での物販イベントの際に須賀川市のPRに活用するなど、廉価で販売します。なお、大豆については、良質な天然醸造無添加生味噌として製造販売しています。
農作業機械貸出事業
公社が保有する農業機械類を、農家や一般市民の方に貸し出す事業です。
コンバインは、ナタネ、大豆、そばの刈取りに使用する汎用型で、豆類の種まきに使用するシーダーとともに、水田転作の促進を図ることで担い手農家の支援となる事業です。
樹木の粉砕機は剪定枝をチップにするための機械であり、農家の利用だけでなく、一般家庭の庭木の剪定枝の処理にも利用を呼びかけることで、資源循環型の環境整備に寄与しております。
お問い合わせ先
公益財団法人 須賀川市農業公社
〒962-0392 福島県須賀川市柱田字中地前22
TEL.0248-65-3659
FAX.0248-65-2190